実は鼻の美容整形後の一般的な満足度は4割程度!?
とある海外の研究で、一般的に鼻の整形手術を受けた患者さんのうち、理想通りの形になったと思う人は4割程度にとどまっているという報告がされています(Bas J Surg2018)。
もちろん、患者様の元の鼻の形態、皮膚の硬さや厚み等も手術の結果に影響しますし、すべての人の鼻を完璧な形にすることは正直難しいです。
そこで、今回は鼻形成術で形を理想通りにできるかどうか、そして理想通りにするために気をつけていることについてお伝えしたいと思います。
私が理想通りの鼻にするために大切にしていること
私が鼻の手術で患者様の理想通りにするために気をつけていることは主に下記の2つの点です。
患者様の理想像についてしっかり話し合いシミュレーションで確認する
1点目は、患者様の理想像についてしっかり話し合い、シミュレーションで確認することです。
いくら腕が良くても理想像が患者様と一致していなければ満足度は高くなりません。
ですから、皆様も仕上がりをしっかりイメージできるよう、鼻のカウンセリングを受けられる際は3Dシミュレーションをしてもらうことをお勧めいたします。
当院では、患者様のお顔を3D化して術後の鼻の形をイメージできるベクトラ(vectra)というシステムを導入しております。
私の場合、患者様の元の鼻の状態をしっかり診察し、鼻中隔軟骨や耳介軟骨の硬さを評価し、どの施術でどれほどの変化を期待できるか3Dシミュレーションを使って説明するようにしています。
正直、リスクのない手術はございません。
医師はしっかりリスクを説明すべきですし、患者様もリスクを理解してから手術を受けられることをお勧めいたします。
ベクトラ(vectra)を使ってほぼシュミレーション通りの鼻にする
2点目は、ベクトラ(vectra)という3Dシュミレーションを使ってほぼシミュレーション通りの鼻の形態にすることです。
もちろんそのためにはベストな手術を提供できる技術を持つ必要があります。
そして何より大切なのは完璧を目指して妥協しないことです。
シュミレーション通りの理想の鼻にするために私がしている工夫
ちなみに私は、他院で鼻手術歴のない患者様の手術はほとんどクローズド法で行っています。
大がかりな手術をクローズド法で行うのは一般的ではなく、大きな変化を出すには確かに工夫が必要です。
奥の部分を操作する際には内視鏡で視野を確保したり、通常は手に入らないような特殊な道具で奥の操作を可能にしたりしてクローズド法の弱点を補うようにしています。
私は、鼻形成に必要な道具は特注品含め100種類以上用意しており、あらゆる術式に対応できるようにしています。
幸いクローズド法は、皮膚を開かないため仕上がりの確認が容易なので、理想通りの仕上がりになるように最後は0.1mm単位で微調整を行って手術を終了しています。
「完璧を目指して妥協しないこと!」それが鼻形成術を担当する医師に求められることだと思います。
安心な施術を提供できる3Dシュミレーションと術後写真との比較
最後に術前シミュレーションの結果と術前・術後写真を比較したものをお見せいたします。
いかがでしょうか。
写真をみていただくと、術前の3Dシミュレーションと術後がほぼ同じ形になっていますよね。
このように、シュミレーションを用いると術後が想像できるので、安心して手術を受けることができますよね。
理想の形をしっかりイメージした上で手術を受けたい方は、ベクトラが導入されているクリニックでカウンセリングを受けてみてもいいかもしれませんね。